旅に出よう。

きっと新たな豊かさをおしえてくれるからー

「知らないところへ行ってみたい」という強い気持ちが旅の本質ではないだろうか。

目的よりも過程が重要で、困難に見舞われても多くの発見や感動をもたらしてくれる旅こそが真の冒険と言える。

 

40年以上も前に南を目指した2人の若いアメリカ人がいた。イヴォン・シュイナードとダグ・トンプキンスである。

1968年、彼らはサーフ&マウンテンの楽園を探しにカリフォルニアから南米パタゴニアを目指して旅立った。

その後も数々の冒険を成し遂げてきた2人だが、この旅はいまだに「人生最高の旅」だという。

パタゴニアを旅した2人は帰国後、それぞれ小さな会社を設立した。イヴォン・シュイナードは「patagonia」を

ダグ・トンプキンスは「THE NORTH FACE」を。アメリカのおける自然派志向のアウトドア・カルチャーはこの2人の伝説の

旅から生まれたと言ってもいいだろう。彼らの人生を大きく変えた究極のロード・トリップは16mmカメラによって記録されていた。

そして今、2人が残した映像に魅せられた青年が、彼らの足跡をたどって旅に出た。若きアメリカ人冒険家、ジェフ・ジョンソンである。

彼は1990年に偶然、イヴォンとダグの記録映像を目にし、その後10年間2人の足跡をたどることを夢見てきた。そして2007年、

ジェフはすべてを捨て、ついにその夢をかなえた。半年かけて北米から南米へ、イヴォンとダグが通った道をたどることにしたのだ。

異国の地で暮らす人々との触れ合い、予想だにしなかったアクシデントに見舞われながら旅の終わりに彼が見たものは何だったのか。

パタゴニア社の創業者イヴォン・シュイナードは、30年以上も昔にフリースを開発して商品化し、アウトドア・ファッションに革命を起こした。

ワイルド・ライフをこよなく愛する冒険家であり、環境問題にもいち早く取り組んだ環境活動家としても名高い。

映画「180°SOUTH」は、彼の昔の写真やライフワークをなぞりながら、知られざる素顔に迫っていく。同時にイースター島の

美しい夕景や荒れ狂う大海原、パタゴニアの高峰コルコバドの壮大なパノラマをフィルムに収め、「伝説の旅」を見事に再現している。

監督は数多くのサーフィン・フィルムで名高いクリス・マロイ。ジュリア・ロバーツの夫としても知られるカメラマン、ダニー・モダーによる

美しい風景の数々とアコースティックなサーフ・ミュージックの調べが地球の裏側にあるパラダイスへと観る者を誘ってくれる。

 この映画の見よう、取りようは色々あると思うが、生き方や環境問題を考えさせられる、とてもいい映画でした。

 

 

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